せっかく食べるなら美味しく調理しましょう

甲羅全体に毛がもじゃもじゃと生えている毛ガニ。小ぶりでもあるので、どうしてもズワイガニやタラバガニに比べると人気が衰えている感があります。

 

しかし、毛ガニの魅力に一度ハマると病みつきになります。

 

 

甲羅が毛で覆われているが故の身の肉厚さ、味の濃さ、身がほろほろほぐれる食べやすさ、そして何といってもカニ味噌の味は絶品です。

 

 

ダシも良く出るので、毛ガニこそ余すところなく丸ごと料理に使える優れものなのです。若者がこぞって大きなカニの姿に夢中になっている隙に、我々経験値が上の大人達は、毛ガニを大人ならではの食べ方でゆったりと頂くのが良いでしょう。せっかくなので美味しい調理方法で、毛ガニを余すところなく頂いちゃって下さい。

 

 

活毛ガニを調理する場合、茹でてから頂くのが素人的には一番美味しいかと思います。

 

活毛ガニが冷凍されていないのなら、まず茹でます。毛ガニが余裕で入る大きさの鍋に、約3〜4%の塩水を入れて沸騰させます。沸騰した鍋の中に、甲羅を下向きでお腹が上向き状態にした毛ガニを入れ、強火で再度沸騰させます。

 

 

茹で時間ですが、300〜500グラム前後の毛ガニで再度沸騰後15分位、600〜700グラム前後の毛ガニで再度沸騰後18分位、800グラム〜1キロ前後の毛ガニで再度沸騰後20分位が目安です。

 

 

カニを入れると温度が下がるので、必ず再度沸騰してからカウントして下さい。落し蓋をするとカニ味噌がより美味しく茹であがります。茹であがったら毛ガニについた白いカスを水洗いし、甲羅を下にして5〜10分位水蒸気を出して茹であがりです。

 

 

この様に茹でるのも良いのですが、蒸すという方法もあります。大き目の蒸し器を用意し、カニを茹でる際の入れ方と同じく甲羅を下向きにして入れます。

 

 

この際カニのお腹に塩をまぶすのがポイントです。蒸す時間は20分位、これでホカホカに蒸しあがります。茹でる方法だと旨みがお湯に流れ出てしまいますし、塩水もより薄くなってしまいます。

 

 

蒸す方法だと旨みも塩味も毛ガニにしっかり残り、カニ身もカニ味噌もふっくら仕上がるのです。

 

 

お酒のつまみとして毛ガニを食べたいのなら、蒸す際に水だけでなく日本酒を入れるもの良いです。蒸し上がった時にお酒の香りが広がり、とても贅沢な酒のつまみになります。

 

初心者は茹で上がったものを買うのも手です

初心者の場合は、あらかじめ茹でてある毛ガニを購入する方が成功すると思います。旬の時期にとれた毛ガニを、漁師さんや業者さんが絶妙な塩加減で茹でてくれるのです。まず間違いなく美味しいでしょう。通販で多いのは、茹でた毛ガニを急速冷凍して売る方法です。旨みごと急速冷凍され、ある程度の日数なら鮮度が保たれます。解凍すればすぐにでも食べる事が出来るので、楽して毛ガニを食べたい人にも持って来いです。しかしこの場合は解凍方法に十分気を付けましょう。まず冷凍の毛ガニを逆さにし、新聞紙やキッチンペーパーで包みます。これは急激な気温の変化から身を守り、余分な乾燥を防ぐ為です。そして冷蔵庫へ入れ、1日〜1日半置きます。この際溶けた水を受けるバットや皿などを置いておきましょう。いきなり熱湯に入れたり、ストーブの前に置いて早く解凍しようとしないで下さい。電子レンジでチンもいけません。急激な解凍は毛ガニの細胞膜まで破壊してしまい、その中に旨みエキスが出てしまいます。これがドリップの原因です。そして、食卓に出すタイミングは8割程度の解凍状態が一番ベストです。皆が集まって毛ガニをつつき出して・・そうこうしているうちに残りの2割が解け、一番鮮度の良いタイミングで食す事が出来るからです。

 

美味しい食べ方は?

毛ガニの美味しい食べ方ですが、シンプルだけど茹でた毛ガニを酢醤油かわさび醤油で食べるのが一番かと思います。

 

肉厚なカニ身やほろっと取れやすいカニ身の感覚を楽しむには、シンプルに頂くのが一番です。

 

毛ガニ本来の旨みを堪能できたら、次は毛ガニの鍋にチャレンジしてみましょう。カニ鍋はズワイガ二やタラバガニのイメージが強いですが、小ぶりな毛ガニでもとても美味しいです。この際は毛ガニが主役ではあるものの、脇役である野菜の味もかみしめて下さい。

 

 

 

毛ガニの味が沁み込んでいる筈です。毛ガニは甲羅からダシが強く出るので、この後のカニ雑炊が準主役になります。これがまた美味しくて驚きます。最初から〆まで、毛ガニの鍋はずっと楽しむ事が出来て素晴らしいです。

 

 

ちょっと贅沢ですが、身をほぐしてチャーハンになるのも美味しいです。

 

毛ガニはカニ身が取り出しやすいので、作業がスムーズになり楽です。私はタラバガニやズワイガニでもカニチャーハンを作りましたが、どうしても水っぽくなってしまいます。チャーハンは毛ガニは一番相性が良いです。

 

 

カニグラタンやカニコロッケも、やはり水気が少ない毛ガニが適しているでしょう。カニの味が濃いので、ホワイトソースに負けません。しっかりとカニの味を主張してくれます。ここからは大人ならではの毛ガニの味わい方です。

 

 

 

お酒のつまみにするのなら、何といっても毛ガニのカニ味噌です。毛ガニのカニ味噌は、質と量共に一番優れています。濃厚なのに後味がしつこくなく、お酒が進みすぎて困る位です(笑)カニ味噌だけをお酒と一緒にちびちび食べるも良し、日本酒で薄めるも良し、カニ身をほぐしてカニ味噌を加え、それを甲羅の上に乗せて軽く炙るも良しです。毛ガニと共に気の合う人と酒を飲みながら・・これは話が長くなりそうな予感ですね。でもこれからの季節にぴったりの過ごし方といえそうです。

 

 

もし毛ガニを残してしまったら、再度冷凍するというやり方はNGですので気を付けましょう。身を全て殻から取り出し、次の日にきゅうりと一緒に酢の物にすると良いです。又はチャーハンやかに玉などにし、なるべく早く食べきって下さい。

 

 

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